『英語を読むこと』と『英語論文を読むこと』は少し違います。英会話に関して思うことも少し書きます②

おはようございます。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。

前回は、脱線したまま終わってしまいました。。。

前回はこんなことを書きました。


やはり英語の壁があることや、『英語を読むこと』と『英語論文を読むこと』は似て非なるものです。

結論としては、  

 ①  あまり英語医学論文読み慣れていない方はとりあえず何でもいい(?)から読むとよい。  

 ②  もし何を読むか迷ったら、システマティック・レビューなどの二次資料から読むのを

   お薦めします。      


  と書きました。

まずは『英語を読む』に関して・・・  

論文を読むにあたって、『英語を読むこと』に苦手意識のある方も多いと思います。

例えば下記に関して・・・  

    ① 文法知識(文法知識を文章を読む際に応用するスキルも含む)  

 ② 単語力(熟語も含む)

     を不安に思っている方も多いと思います。

ただ、私は、そこまで恐れる必要はないと思います。

 現代の医学論文は、トップの雑誌であっても、いわゆる『気の利いた表現』、『詩的な表現』というのはほぼ出てきません。シンプルな表現がほとんどです。非ネイティブが読むことを大いに意識した結果であると思います。

 文法に関しては、中学英語の文法知識で全体の80%は読めるはずです。高校英語の文法知識があればほぼ100%、というかおつり(?)がくるはずです。

 単語の知識は必要ですが、今はネット上にあらゆる専門分野の用語に対応した辞書が無料で提供されています。

それに、乱暴な言い方をすれば、仮に文法知識があやふやでも、単語が全てわかれば大意は間違えないはずです。なぜなら、私たちはリハの基本的な専門知識は習得済みだからです。 だから、時間を掛ければ誰でも読めます。完璧じゃなくてもその段階での最良の検索、英文読解、批判的吟味をすればいいのではないかと思います。きっと、今、バンバンとセミナーをやられている先生方も完璧に全部をこなせる人は一握りのはずです。 半年位かかるかも知れませんが、慣れてくれば短い時間で読めるようになってきます。

その理由として、・・・

例えば単語も、同じ分野の論文を読み続ければ、段々既知の単語が占める割合が大きくなっていき、読むのに必要な時間はドンドン短くなっていくはずです。

また、医学論文はある程度決まった構成なので、欲しい情報がどのあたりに書いてあるか?という勘も身に付いてきます。慣れてくれば、読み飛ばすというかサラッと表面をなでるだけで詳細には読まなくても大丈夫な場所がわかってきたりして効率はさらに上がります。

これらの効果が半年ほどで実感できます。長い職業人生を考えれば、費用対効果の非常に良い投資ではないかと思います。

 偉そうにこんなことを書いている私も、慣れている分野以外の論文を読むと、単語を調べて書き込むため、プリントアウトした論文が真っ赤になることも多いです。

 まだまだ読み慣れていない方は、近くにいる論文を読むのが上手そうな先輩と一緒に論文を読んでみるといいのではないかと思います。 私も若手(別に若手じゃなくてもいいけど)と一緒に読んで『あ~でもない、こ~でもない』とディスカッションしたいです。

またもや、『英語を読むこと』と『英語論文を読むこと』の違いまで到達しませんでした。。。。

明日は、到達します。多分。。。。

今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました   

  理学療法士 倉形裕史

Evidence Based Physical Therapy - 理学療法士 倉形裕史のページ

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