University College London(UCL)留学記:ロンドンの地下鉄に乗って考えたこと①

おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。 


突然ですが私は、『インセンティブを使って制度を設計する』という発想が好きです。 行動経済学の話なども好きなので、人を動かすときに、罰則でなくインセンティブを使って動いてもらう方がみんなが気持ちがいい気がして好きです。 


モノで釣るとかいう方法でもいいんですが、個人的には一工夫されたアイディアの方がセクシーだなと思います。  


以前、読んだ記事でどこかの会社がエンジニアが『午前中に出勤してくれないことの困っている』という問題を解決した方法を読みました。フレックス制であることと、エンジニアさんたちが夜型であることから、なかなか午前中出勤率が上がらないというような問題だったと記憶しています(問題の詳細は今回はあまり重要じゃないのでうろ覚えです)。。。。 


まず思いつくのは、『午前中にいなかったら減給』の様な罰則を設けることです。

結構良くあるパターンかも知れません。 ただ、個人的にはあまり好きでありません。強制されることは苦痛なので、効率が上がるか微妙です。


で、その会社は、『午前中に出勤するとマネージャーから朝ごはんとしてお弁当がもらえる』というシステムを導入しました。 




なんて素敵な解決策なんだろうと(^o^)/ いや、別にマネージャーがいいというわけではないんですが、この様にひねりが効いた方法で解決を図れたら素晴らしいと。 


罰則がある場合は 


エンジニア『だり~けど、減給やだし、朝から会社いくか(はぁ~((+_+)))』 ですが、 


マネージャーが朝ごはんをくれるなら エンジニア『うぉ~、朝から会社いきて~!!』ってなると思います。 


個人的には、高価なモノで釣るよりも、少ないコストで頭を使って、人の行動を気持ちよく変える制度を作る人を尊敬しますし、そういうことを考えるのが上司の大切な仕事だとすら思います。 



なぜこんなことをいきなり言い出したかというと、ロンドンの地下鉄は時間帯によって料金が違います。ラッシュの時間帯に乗ると通常の1.5倍位だったり、逆に深夜に近い時間帯だと3割引き位だったり。 これって、通勤ラッシュを解消する抜群にいい策なのでは??と思いました。



長くなりましたので明日に続きます。 


今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 理学療法士 倉形裕史 






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