おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。
私が通っているUniversity College London(UCL)には理学療法に関連する修士のコースが7種類あります。
①Physical Therapy in Musculoskeletal Healthcare and Rehabilitation MSc
(私が通っているコース)
②Advanced Physiotherapy: Neurophysiotherapy MSc
③Advanced Physiotherapy: Paediatrics MSc
④Advanced Physiotherapy: Cardiorespiratory MSc
⑤Physiotherapy Studies: Paediatrics MSc
⑥Physiotherapy Studies: Neurophysiotherapy MSc
⑦Physiotherapy Studies: Cardiorespiratory MSc
どのコースもフルタイムであれば一年で卒業できますし、パートタイムでも受講できます。
各科目は一部のon line で受講可能な科目を除くと、3週間程度、集中的に学んで、次の教科に移るというのが多いです。
コースのタイトルをご覧になって頂けるとわかりますが、整形外科分野、神経系分野、心肺・循環器分野、小児分野というように、大まかに理学療法全体をカバーした形でのコース設定がされています(現代の理学療法はもう少し細分化されていたり、他の臓器もカバーしていますが・・・)。
私としては、各分野を一年で学ぶことができるというのは適切だと思っています。色々なテクニックのようなものは『一年という短期間では身に付かないよ\(-o-)/』と仰る方もいるかも知れませんが。。。。
エビデンスに基づいた最新の内容を一年程度の短期集中で学ぶというのはちょうどよい期間ではないかと思います。もちろん一年で全ての分野を網羅することは出来ませんので、自身の専門性に合わせてコースが細分化されているのだと思います。
また、各コースの中に
① 各コースの必修科目だけを取るもの
② 必修科目に加え選択科目を含めて取るもの
③ ②に加えて修士論文を作成するもの
というようにコースの中でも分かれています。
イギリスの修士課程は、1年のコースも2年のコースもあり、
①博士課程進学を前提とした研究中心のコース
②日本の修士課程のような修士課程で研究を仕上げるコース
③私が所属している様な職務経験がある人間を前提とした専門職系のコース
など多様なコースがあります。
私が聞いた範囲では、欧米の修士課程は学部の延長のような位置付けで、講義を受けることが多いようです。私が北里大学の修士課程で過ごしたように研究室にいることが多いという生活は博士課程で行うもののようです。
また、オンライン(distance learningと言います)の講座も、キャンパスで受ける講座もこちらでは同等の価値があるとみなされています。実際に学費の設定も同じです。(キャンパスに来ない生徒は図書館やジムなどの設備は使いませんが、その辺りはどのように説明するかは謎です(*_*;。。。)。
『また、このコースだと取れないんだけど、この科目がどうしても取りたい。なんとか時間をやりくりするから追加で取らせて 』
というと考慮してくれたりします。この辺りは少しスキルが必要ですが。。。
学びたいことに合わせて柔軟なコース設計というのはイギリスの高等教育機関の良い点であると思います。
今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
理学療法士 倉形裕史
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