私が、珍しく(?)少しプンプンした話:インソール(靴の中敷き)のこと①

おはようございます。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。


休日の朝から、自分が怒った話をしだしてしまって申し訳ありません。

いつか書きたいな~と思っていた話題でして・・・。


子供の将来を心配する親御さんの不安を煽って、科学的根拠のないものを売ることを『ビジネス』ではないと思います。ということを書きます。インソールを例に挙げましたが、それ以外のグッズにも当てはまります。



 以前こんなことがありました。大学時代の友人(女性)と幕張イオンでランチをしました。
彼女は、学生時代、どちらかというとちょっと天然というか、おっとりした印象だったのですが、現在は三児の母になっています。まだ3人とも小さいので、怪獣ばりに元気でした。めっちゃかわいかった・・・。で、その元気なお子達3人をしっかり育てているしっかり者になってました。3人同時に見るというのは超すごいことです。しかもフルタイムではないとはいえ、お仕事もしている。なんか感動するとともに、『自分、何やってんだろう?』と情けなくもなるという・・・(´;ω;`)。


 彼女の言葉で印象的だったのが、『仕事中に運転しているときが、一番ホッとする』というのがありました。我々お父さん世代の男性が仕事にヒーヒー言っているのに対して、その時がむしろホッとできる場面であるということが、いかにお子を育てるということが大変な仕事かが伺い知れると。。。

話し始めから、話が脱線しすぎて、隣の線路を走ってしまいました。

その友人が、突然こんなことを聞いてきました『倉って、理学療法士だよね?子供にインソールを使うのってどう思う?』と。
(『倉って、理学療法士だよね?』→今更?Σ(・□・;))という言葉を飲み込んで、よく聞いてみると、小さいうちからインソールを使わせないと、偏平足になったり、歩き方が変になったりして、将来の変形につながるみたいなことを聞いたとのことでした。



私としては、
倉『そのインソールは保険適応のもの?、お医者さんにインソールを使うことを勧められたの』→違う
倉『そしたら、あんまり気にしなくていいと思うよ。私たちだってインソールを使わずに育ったけど、足、曲がってないよ。』
という位のテンションで話すことしかできませんでした。

怖くて、どこの誰が言ったのかは詳しく聞きませんでした。過度に扇動的なTV番組とかであって欲しいなと思いました。どこかのお医者さんがそのようなことを言ったという案件じゃないといいなと思いました。もしくは、同業者である理学療法士がそのような話に関わっていないといいなと心から思いました。



病気で精神的に弱っている人とか、子供の未来を憂う親御さんというのは、こういうモノを売りやすい、いわゆる『カモ』なのかもしれません。
でも、その様な人たちの不安を煽って、効果のないものを売りつけることを、私は『マーケティング』とはどうしても思えません。

私は、効果が証明されたものであれば、メカニズムが不明な治療であってもいいと思います。というか、近代医学はそのような疫学的な考えで発展してきた歴史があります。ですが、この様なインソールは、科学的根拠に乏しいだけでなく、メカニズムに関してもおかしいものです。

詳しく書いていきます。



やっぱり、長くなってしまいました。

次回に続きます。

本日も、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
 

 理学療法士 倉形裕史

Evidence Based Physical Therapy - 理学療法士 倉形裕史のページ

キャリアゴールは『日本を含む全アジア地域で、全てのリハビリ対象者が適切な価格でエビデンスベースドのリハビリにアクセスできる社会を実現する』ことです。 ゴール達成のために、勉強したことをシェアしたり、同じような活動をしている方とコミュニケーションをとることを目的にサイトを作ってみました。 ゴールやそこまでの道のりが少しでも被る方は、是非一緒に何かやりましょう。

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