University College London(UCL)留学記:カナダ人エンジニアと話した話

おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。


今日は、朝にキャンパスに向かうバスでカナダ人エンジニアと一緒になりました。私のコースはコース内に3クラスあって、エンジニア、スポーツサイエンス、リハビリのクラスがあります。最近はエンジニアのクラスと授業が一緒になることがなかったので、久しぶりに会ったので話しました。


このクラスは、修士論文様の研究として脊損患者さん用のデバイスを作成するとのこと。私たちのキャンパスがあるStanmoreの病院には脊損患者専用の病棟があるのでそこの患者さんの協力を得られるそうです(^^♪。


思い出したので、先日読んだ硬膜外電気刺激のデバイスを使った歩行再建の論文の話をしました。彼もそういうったデバイスがあることは知っていました。

倉形『あと30年もしたらコンプリートの脊損患者さんも機能回復ができる時代になるかも知れないね』といったら、


クラスメート「そうだね、僕はもうちょっと早いかも知れないと思ってるけどね」とのこと。

エンジニアの肌感覚としてはそんな感じなのかもしれませんね。



歩行再建のデバイスの話の流れから、MITの教授がAIで制御された義足を作っているという話になりました。以前、TEDで観た内容なので話が弾みました。

もし観たことがない方がいらっしゃったら是非一度ご覧になって下さい。

私は初めて見た時、軽く震えました。。。


この義足の素晴らしい所は、機械による制御で正常に近い動きができることに加え、動力源も内蔵していることです。これにより、上り坂や昇段時において従来の義足にない強みがあります。


こういうテクノロジーを用いた義肢装具がドンドン出てきて欲しいです。装具にも人工知能で制御されたモデルが早く出てきて欲しいですね。恐らくは誰かが研究しているはずです。。。多分(;'∀')


ネックはコストでしょうか?でも、コンピューターは常に価格が下がっていきますし、そもそも従来の義足や装具も非常に高価なものです。

こういった機械の義肢装具が価格面でも競争力を持つのはそう遠い日ではないのかも知れません。


このようなテクノロジーが進歩すれば、従来の義肢装具は役割を終えることになるかも知れません。患者さんにとっては非常に喜ばしい進歩であると思います(^o^)/


今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 理学療法士 倉形裕史 







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