University College London(UCL)留学記:ロンドンの地下鉄に乗って考えたこと②

おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。 


 前回からロンドンの地下鉄に乗って考えたことを書いています。 


私は、インセンティブを上手く設定することでみんなが得する方向に社会を変えるという制度設計が好きです。 


以前、JRの方と話す機会があって、『イギリスのオイスターカード(イギリスのスイカみたいなもの)がTesco(イギリスのコンビニみたいなもの)で使えるようになったらいのに』と話していました。日本のシステム、便利だねと。  


でも、イギリスの鉄道のシステムは非常に合理的です。運賃の設定に関しては。。。


 私がいつも読んでいるブログでも書かれていますが、 移動手段を売るのではなく、価値を売ると考えれば、需要に合わせて価格を変えてもいいんじゃないかと。。。  


日本でもこのような制度を導入すれば、 


①多めにお金を払ってでも今まで通り、始業直前に出社したい人(ギリギリまで寝ていたいとか、子供のお世話がある親御さん) 


②安い(朝早い)時間帯に出社しても、お金の節約がしたい人 


③その中間の人 


④フレックスなどで別に早く出社する必要がない人(10時以降に都心の会社の最寄り駅に着く電車じゃないとダメ)

とかが棲み分けできて混雑が緩和するんじゃないかな?とか思いました。 朝だけ、8時前に都心の会社の最寄り駅に着く電車なら3割引きの運賃で、定期代も3割引きとかにする。 会社はその分はお給料に乗せてあげれば会社の懐は痛まずに、(そんなに多くないにしても)社員のお給料が増える。 (私の実家の最寄り駅から東京駅まで月14,000円程度だから月4,000円割引されてその分がお給料に上乗せされる)


もしも、業務の関係で早く来ないといけないなら、スイカにチャージした分から一旦差し引かれて、出張費のような形で会社に申請出来るようにする。


この割引がどこまでインパクトがあるかわからないけど、システム的には十分可能なはず(イギリスで普通にできてるし)。  


混雑緩和を要請するだけでは、物事は変わらないから、インセンティブを使って人の流れを変えるような方法が試されたらいいのにと思います。 


ただ、専門家でない私が思いつくことなので、『誰かが思いついているけど、しがらみか何かで実現できていないんだろな~』ということも分かってます(;’∀’) 



 今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 理学療法士 倉形裕史 







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