University College London(UCL)留学記:UCLの病院のセラピストが行う発表会に参加してきました。

おはようございます。University College London (UCL)の理学療法士の倉形です。理学療法士はリハ専門職のひとつです。 


昨日は、併設の病院のセラピストが行う発表会に参加してきました。 

UCLの病院は私の確認できたところでは二か所あって、その両方のセラピストが毎年、この時期に集まって研究の発表を行うという行事があるようです。


部署の中の発表会なのですが、プログラムをきちんと作っているのが微笑ましいというかなんというか。写真で伝わるかは分かりませんが、パンフレットで使う様な光沢のある紙に印刷されています。恐らく、普通にどこかの業者に発注してます。(;’∀’) 




リハ室の前を通ったことはあったんですが、スタッフに会う機会はなかったので、初めてスタッフに会いましたが、結構な人数がいました。 


上の写真は、発表会の前に病院の偉い人が行った基調講演のようなものです。面白かったのが、その中で何度も繰り返し、競争に勝つという話が出てきました。治療の質、研究の質、教育の質を高めることで、雇用条件を向上させて、優秀な人材を確保し続けることの重要性を繰り返していました。私が勤めていた病院では、収益の改善に関して言われることはありましたが、他の病院との競争に関して言われることはなかった気がします。



ポスターも作ったりしていて、なかなか本格的です。


研究の内容としては、部内の発表なのであまり作り込まれていないか、外部の学会で発表したものをもう一度発表したりしているようでした。



最後に優秀プレゼンが選ばれてなにかしらの商品も出ていました。合間の休憩時間にコーヒーとクッキーのケータリングがあったり。こういう『お祭りにしちゃう』ノリは好きです。



授業だとあんまり発言できないので、練習(?)のつもりでいくつか質問しました。

 “randomize”と言う単語がなかなか伝わらずでしたね。言い直しました。。。(*_*; 

なぜこんな簡単な単語が??とも思いましたが、それが実力ですね。


恥をかいてナンボくらいの気持ちで質問するのですが、シーンとなるのが怖いですね。ただ、質問を聞いてくれているだけなんですが、なんか勝手に、みんなが『このアジアンは何を言っているんだ?』と怪訝に思っているんじゃないか?と疑心暗鬼になるというか・・・  。



事前に、複数回に渡って、担任から『この日は授業がないんだから、この会に参加して』と依頼のメールが来ていましたが、私のコース(計30人)からの参加者は私一人でした( ゚Д゚) 


まぁ、彼らは若いし、課題も追い込まれて来たし・・・。
出席率に難ありの学生生活を送った私も、社会人経験を経て少しはこの辺りはマシになったのかも知れません(^^♪
 


終了後に帰ろうとしていたら、担任がいるのを見つけました。一回建物を出ていましたが、戻って、アピール(?)してきました。 

倉「やぁ、ヘレン。今日の会、とっても興味深かったよ。教えてくれてありがとう。」、 

「他のみんなはちょっと忙しくて来れなかったみたいだね\(-o-)/」と。。。 


歳をとって、こういう行動の大切さも知りました。。。。。汚れてしまいました。。。


それだけ言って帰ろうとしたら、担任と話をしていた病院のリハの偉い人に非常に感謝されて、恐縮でした。『来てくれて、質問もしてくれてありがとう。』と。
彼女は、私の英語が理解できていなかった可能性も大いにありますが・・・(;’∀’) 


 次の学期で講義してくれるPTにも挨拶できたし、なかなか有意義な会だったと思います。 


結局、『行ってみれば何かしらの発見はあるよ。』という話でした。 


今日も、最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 理学療法士 倉形裕史 






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